また告知について書かせてもらいます。
先日、幸代を看取った医者といっても友人ですが、告知について話をしました。
おやぢ 「おい、お前は告知というものをどう考える。」
先生 「告知か、俺は以前は告知に反対だったが、今は患者に必ず告知している。
でもお前な、たいがいの医者が余命の告知はしていないぞ、患者や家族に
あとどれくらいかと聞かれるから、過去のデータではこうですと答えて
いるだけだぞ。そんなものはあてになんかなるものか。」
おやぢ 「そうだな。」
ほんの短い会話だったが、そこに医師としての責任と重圧が充分感じられました
あなたは癌ですよと告げられて、普通の心理状態でいられるわけがないでしょう
むやみに人を苦しめてもしょうがない、でもこれほどいろいろな治療法が出てきて
もしかしたら助かる、また助からなくても命を延ばせることができる時代に
その苦しい治療に耐えていただくためにも告知は必要でしょう。
そして告知をされて心を痛める患者には誠心誠意、心を尽くすという気構えが
あるのでしょう。
余命に関しては深くは話はしていませんが、たぶんあと何年いや何ヶ月生きられようと
そんなことは関係ない、その時その時を一生懸命に悔いのないように生きれば、それで
良いのではないかと思っているのではないかと感じました。
つまり告知というのは患者や家族だけではなく医者も大きくて重い十字架を背負う
ということなのかな、それが出来ない医者にむやみに告知はしてもらいたくないと
思った日でした。
先日、幸代を看取った医者といっても友人ですが、告知について話をしました。
おやぢ 「おい、お前は告知というものをどう考える。」
先生 「告知か、俺は以前は告知に反対だったが、今は患者に必ず告知している。
でもお前な、たいがいの医者が余命の告知はしていないぞ、患者や家族に
あとどれくらいかと聞かれるから、過去のデータではこうですと答えて
いるだけだぞ。そんなものはあてになんかなるものか。」
おやぢ 「そうだな。」
ほんの短い会話だったが、そこに医師としての責任と重圧が充分感じられました
あなたは癌ですよと告げられて、普通の心理状態でいられるわけがないでしょう
むやみに人を苦しめてもしょうがない、でもこれほどいろいろな治療法が出てきて
もしかしたら助かる、また助からなくても命を延ばせることができる時代に
その苦しい治療に耐えていただくためにも告知は必要でしょう。
そして告知をされて心を痛める患者には誠心誠意、心を尽くすという気構えが
あるのでしょう。
余命に関しては深くは話はしていませんが、たぶんあと何年いや何ヶ月生きられようと
そんなことは関係ない、その時その時を一生懸命に悔いのないように生きれば、それで
良いのではないかと思っているのではないかと感じました。
つまり告知というのは患者や家族だけではなく医者も大きくて重い十字架を背負う
ということなのかな、それが出来ない医者にむやみに告知はしてもらいたくないと
思った日でした。